Light Sculpture of Flames

teamLab, 2016, Interactive Light Sculpture, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

Light Sculpture of Flames

teamLab, 2016, Interactive Light Sculpture, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

点描は、点の集合で絵画表現を行ったものだが、これは、光の点の集合で、3次元の立体物である炎を創った、インタラクティブな彫刻作品である。

人々が炎に近づくと、炎は一段と強くなる。

炎は、物質ではなく、燃焼することによって発生する光や熱の現象であり、物質ではなく、燃焼と呼ばれる化学反応を見る時の私たちの感覚的な経験である。人々は、感覚的な経験である炎をひとつの物体のように認識し、時にはそこに生命を感じる。

多くの炎は、外側が赤色で、内側が強く明るい白色、中心部が暗い色、というように、外側から中心に向かって色の階層があるように見える。生卵も、外側の殻が白、内側が透明、中心部が黄色であるが、3次元の立体物であるため、外からは殻の白しか見えない。3次元の立体物である炎が、2次元の絵画であるかのように色の階層が見えるのは、卵と違い、光でできた立体物であるためで、内側の強く明るい白色は、外側の赤色と混じっても白色である。そのため、3次元の立体物である炎は、どこから見ても、色の階層がある平面の絵画であるかのように見える。

立体物である炎を、光の点の集合で創ることによって、3次元の立体物である炎の彫刻は、立体と平面の間を行き来する。

【チームラボとボルボによるアート空間】
展示期間: 2021.9.04(土) - 11.07(日)
展示時間: 11:00 - 22:30
* 「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」の開始時間(日没)よりも前に鑑賞するには、らかんの湯 日帰り入浴、または EN TEA HOUSE - 応灯楼 のご利用が必要です。
日没後は、「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」のチケットだけで、ご覧になれます。

チームラボの作品《Light Sculpture of Flames》と、壁を突き破るVOLVO XC40の車体から成る一つのアート空間。この空間は、高度成長期につくられたものが、わずかに時代が変わったことで使われなくなった、まるで時間が止まったような時空だった。御船山楽園は、長い時間の中で形作られた巨石や洞窟、森、そして時代ごとに人々がそこに意味を見出し、それが千年以上積み重ねられてきた場所だ。長きにわたり続いてきた自然と人との営みが、庭園と森の境界が曖昧な、この居心地の良く美しい文化的遺産を生んでいるのだ。その連続性を分断していた壁をボルボが突き破ることで、世界と時間との連続性に再びつながり、様々な時空が交差し重なり合う空間が創りだされる。