Matter is Void - Water

teamLab, 2022, Digital Work, Endless

Matter is Void - Water

teamLab, 2022, Digital Work, Endless

この作品は誰でもダウンロードし所有することができます

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NFT所有者は作品の言葉を書き換えることができます

言葉を書き換える


Pace Versoにて販売

*2022年10月20日 17:00(米国東部標準時)より




チームラボは、《Matter is Void》を通して、所有とはなにかを模索する。

この作品は、NFT作品である。この作品のNFTは1つだけだが、NFTによって作品の唯一性は付与されない。作品自体は誰でもダウンロードし、何人でも所有することができる。つまり、NFTを所有していようがしてなかろうが、ダウンロードされた作品は、何も区別することができないし、全て本物である。

この作品は、チームラボによって「Matter is Void」と書かれている。しかし、この作品のNFT所有者は、作品内の言葉を自由に書き換えられる。NFT所有者が言葉を書き換えると、世界中で所有されている全ての作品が、その言葉に書き変わる。

そして、NFT所有者の言葉により、作品の価値が変化するだけでなく、その言葉に価値があれば、作品を所有する人は増え、その言葉に価値がなければ、作品を飾る人はいなくなるだろう。多くの人が見ている作品を書き変える価値は高いかもしれないが、誰も表示していない作品を書き変える価値は低くなるかもしれない。すなわち、NFT所有者の言葉によって、この作品のNFTの価値も変化していくだろう。

また、NFT所有者が他の言葉に書き換えた後、再び「Matter is Void」に戻しても、異なる表現の文字となる。つまり、最初の「Matter is Void」は、一度変更されれば、同じ状態ではもう二度と見ることができない。


書かれた言葉の文字は、公転と自転を続ける。回転し続ける文字は、再び、文字として認識できない意味のないものとなる。文字の公転は、視覚的には、左回転も右回転も同等であり、どちらかの方向の回転を意識するかによって、左回りにも、右回りにもなる。