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追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、超越する空間 / Crows are Chased and the Chasing Crows are Destined to be Chased as well, Transcending Space

teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, 4min 20sec, Sound: Hideaki Takahashi

追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、超越する空間 / Crows are Chased and the Chasing Crows are Destined to be Chased as well, Transcending Space

teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, 4min 20sec, Sound: Hideaki Takahashi

空間の入口付近中央に立って見る作品。

展覧会場の奥にある空間に、「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして境界を越えて飛ぶ」が入ってくると、この作品ははじまる。カラスが空間を出てていき、いなくなると、作品は終わる。

空間の入口付近中央に立つと、壁や床の境界面がなくなり、カラスの軌跡が描く線が空間に立体的に描かれはじめ、やがて作品世界に身体ごと没入し、人々は身体と作品世界との境界をも失っていくだろう。

光で描かれた八咫烏が空間を飛び回り、その軌跡が光跡となり光の空間に描く書「空書」を描いている。カラスが互いに追い追われる。追うカラスも、やがて追われる側になり、追いつかれカラス同士ぶつかると、カラスは散って花となる。
また、カラスは、鑑賞者を把握しよけながら飛んで行くが、よけきれずに鑑賞者にぶつかると同じように散って花となる。

作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として、以前の状態が複製されることなく、変容し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。