大池に浮遊する呼応するランプ - 曖昧な色 / Floating Resonating Lamps on Oike Lake - Ambiguous Colors

teamLab, 2022, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

大池に浮遊する呼応するランプ - 曖昧な色 / Floating Resonating Lamps on Oike Lake - Ambiguous Colors

teamLab, 2022, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

大池に浮かぶランプは、それぞれ自律し浮遊している。
人がランプの近くで立ち止まっていると、もしくは風に吹かれて傾くと、ランプは色を変えて強く輝き音色を響かせる。その周辺のランプも次々に呼応し、光を輝かせ音色を響かせ池の中央に浮かぶ小島の木々にまで連続していく。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を感じるだろう。

ランプは、風が静かで人々が近くにいない時、ゆっくりと明滅をはじめる。

近代以前、日本では「かさねのいろめ」という、表の色と裏の色の組み合わせ(当時の絹は薄かったので裏地が透けたため複雑な色彩となった)や、重なる色彩のグラデーションなど、曖昧な色彩に、季節の色の名前がついていた。ランプは、光だからこそ発色できる曖昧な色(水の中の光、水草のこもれび、朝焼け、朝空、たそがれ時の空、桃の実、梅の実、花菖蒲、春もみじ)に変化していく。