チームラボは色の概念を更新することを試みている。ovoid(卵形体)は「固形化された光の色」と名付けられた新しい概念の色、32色で変化していく。
ovoidは、太陽の下では、周りの世界を映しはじめ、太陽が沈むと共に、もしくは暗い場所では、ovoidは自ら光り輝き出す。
ovoidは人に押されると、その光を強く輝かせ音色を響かせ、自ら立ち上がる。周辺のovoidも次々に呼応し、同じ光を輝かせ、同じ音色を響かせ連続していく。
ovoidは、人々が何もしない時、ゆっくりと明滅をはじめ、周りの世界を映しはじめる。屋外では、雨が降ったり風が吹くと反応する。作品空間は、そこにいる人々のふるまいや環境の影響を受けながらインタラクティブに変容し、人々と環境を作品の一部にしていく。それにより、作品と人々と環境、それから自分と他者が、境界なく連続していく。