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〈スクープ〉革新的!100台以上の携帯電話が一斉に演奏 大所帯楽団に変身

TVBS に、掲載。(May 30, 2012)

 日本のクリエイティブデザイン会社が、アートとテクノロジーを融合した作品を創作して、台湾で展示会を開きました。そのうちの一つの作品は、100台以上のスマートフォンを使って、楽団を組んだというものです。人間が近づくと、スマートフォンが感知し、中の演奏家が演奏を始めます。これら100台以上のスマートフォンは、真っ黒な木製の小部屋に設置されているため、よく見ないと、スマートフォンであることに気付かないだろうと思います。

 日本の踊り子達は、音楽にあわせて踊っています。ある人達は伝統的な踊りをしていて、ある人達は楽器の演奏をしています。暗闇の中で、100人超えの団体が演出しているように見えますが、実はすべての人間がスマートフォンなのです。

 彼らは一つの木製の黒い箱の中に設置されていて、バッテリー切れで充電せざるを得ない状況を除けば、目の前に現れているのは100人の大楽団そのものです。デザイン会社の社長である猪子寿之は、通訳に「無線技術を通して、スマートフォン同士のコミュニケーションがちゃんとできるようになっている」と紹介しています。

 日本のクリエイティブデザイン会社が、台湾の大手スマートフォンメーカーとパートナー関係を築き、100台以上のスマートフォンを提供してもらいました。そして、伝統芸術と現代スマートフォンのテクノロジーを融合させ、日本伝統の踊りと楽器演奏を現代テクノロジーにしました。展示場運営関係者のEmmaさんによりますと、「我々観客が近付いて行くと、伝統ある日本音楽の芸術家達が演奏を始めると同時に、前から後ろへ伝達していくのがわかります。」とのことです。

 芸術家達は怠ける時もあります。観客が離れていくと、彼らは楽器を手から離し、こっそり休憩を取っています。観客が来たのを感知すれば、再度演奏や踊りを始めていくので、アートにテクノロジーを取り込めば、実用性を高めると同時に、未来を越えていきます。

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