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「WE LOVE VIDEO THIS SUMMER」ペース北京初の映像作品展

Featured on ARTcollectors' IN ASIA, Aug 6, 2014

「WE LOVE VIDEO THIS SUMMER」ペース北京初の映像作品展

ペース北京初の映像作品グループ展「WE LOVE VIDEO THIS SUMMER」は7月26日から北京・798芸術区で開催。ビデオ・アートを代表するビル・ヴィオラ、ヴェネチア・ビエンナーレの出展作家、イスラエルのミッシェル・ローバー、香港のパク・シュウン・チュエン、ビデオ・アートの先駆者、ソン・ドンや、今最も注目度の高いデジタルアートのアーティストグループ、日本のチームラボなど、15名・組のアーティストによる作品を展示している。
同展では、違う国、地域出身で、異なるコンセプトで作品を制作し続けてきたアーティストたちの作品を一堂に集結。ギャラリーを交流の場に変貌し、作品と作品、作品と観客が自由に会話・交流し、新たな関係性が生まれる。
一貫して「生と死」をテーマに制作をしているビル・ヴィオラの近作「Visitation」は、映像の流れと光の点滅で生と死の堺と循環を表現。初公開となるソン・ドンの詩的な作品「I don’t know」は、時間と物事の変化を捉えている。デジタルに発展によって、映像作品に新たな可能性が生まれ、今回は日本のアーティストグループのチームラボと、ノルウェイ作家のPia MYrvoLDによる作品が体験できる。テルアビブとニューヨークでの生活経験を活かし、アイデンティティ、人種問題など切実な政治問題に注目し、作品を制作してきたミッシェル・ローバー。ビデオ、ドキュメンタリー、映画とパフォーマンスの境界線を破った、ニューヨークの若手作家ダム・ペンドルトン。アニメーションを使い、作品を制作しているチュー・アンションの新作、台湾人作家のツィ・ゴァンユーや新鋭作家のホヮン・ロンファーなどの作品も出展してる。
また、ペースギャラリーの創立者であるアーニー・グリムチャーがプロデュースし、サイモン・トレヴァが監督のドキュメンタリー「White Gold」とパンダをモチーフにする前衛芸術家のジャオ・バンディの映画新作も会期中に上映している。「White Gold」は初めて現代象牙貿易に着目するドキュメンタリーで、英語版のナレーションが元アメリカ国務長官のヒラリー·クリントンが担当し、中国版が香港俳優のジャッキー・チェンが担当。

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