基調講演「情報化社会,インターネット,デジタルアート,日本文化」をレポート
CEDEC 2011の3日目となる2011年9月8日の基調講演は,「ウルトラテクノロジスト集団チームラボ」の代表である猪子寿之氏による「情報化社会,インターネット,デジタルアート,日本文化」だ。アートというと,それだけでなにやら得体の知れない雰囲気が漂うが,講演は終始具体的かつエキサイティングなものであった。以下,その模様をご紹介したい。
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CEDEC 2011の3日目となる2011年9月8日の基調講演は,「ウルトラテクノロジスト集団チームラボ」の代表である猪子寿之氏による「情報化社会,インターネット,デジタルアート,日本文化」だ。アートというと,それだけでなにやら得体の知れない雰囲気が漂うが,講演は終始具体的かつエキサイティングなものであった。以下,その模様をご紹介したい。
内容は、第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ関連企画展「FUTURE PASS」出展作『生命は生命の力で生きている』に関するもの。チームラボがアートギャラリーと関わったこと、書のモチーフを扱ったこと、日本の伝統的モチーフをデジタルで再現したことの経緯など、普段あまり語られないアート論を猪子は語り、「(アートの付加価値は)究極に言うと、未来へのヒントだったり、新しい価値の提案だったり、表現の提案だったり。未来の付加価値のヒントだったり、新しいマーケットのヒント」とコメント。「「チームラボ好きだから日本が好き」って思わせるのが目標」「僕らもそういう日本の産業に貢献するような存在になりたいって思うんです」という発言で記事は締めくくられています。