捕まえて集める恵みの海 / Catching and Collecting in the Sea of Life

teamLab, 2022, Interactive Digital installation, Sound: Hideaki Takahashi

捕まえて集める恵みの海 / Catching and Collecting in the Sea of Life

teamLab, 2022, Interactive Digital installation, Sound: Hideaki Takahashi

「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトに、自らの身体で探索し、発見し、捕まえ、そして、自ら捕まえたものをきっかけに興味を広げていくことを主眼とした新しい学びのプロジェクト。スマートフォンを片手に探索し、様々な種類の海の生き物を捕まえ、観察し、自分のコレクション図鑑をつくっていく。

この「恵みの海」には、普段わたしたちが食べている魚、そして絶滅の危機にある生き物とすでに絶滅してしまった生き物が住んでいる。生き物に触れると、逃げたり、隠れたりする。

アプリのカメラで空間を泳ぐ魚を見て、そのカメラに写っている魚に「観察の矢」を放つと、現実の空間に「観察の矢」が飛んでいく。「観察の矢」が当たると、空間からその魚は消え、スマートフォンに入る。観察した魚の情報は、アプリの図鑑にコレクションされる。捕まえた魚を、アプリのカメラで見えている場所にスワイプすると、リリースされ、その場所に戻る。

また、好きな場所で「観察の網」を投げ込むと、足元に「観察の網」を張ることができる。まわりの人々と協力しながら、身体を使って、海底の生き物を「観察の網」に追い込み捕らえると、生き物は空間から消え、同じように図鑑にコレクションされる。捕まえた生き物を、同じようにアプリのカメラで見えている場所にスワイプすると、リリースされ、足元に現れる。

コレクション図鑑は、同じ生き物でも、捕まえれば捕まえるほど、より詳しい情報が書き込まれていく。