お絵かきつぶつぶの滝、全身ですくうと小さきも大きなうねりとなるだろう / Sketch Waterfall Droplets, Little Drops Cause Large Movement

teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

お絵かきつぶつぶの滝、全身ですくうと小さきも大きなうねりとなるだろう / Sketch Waterfall Droplets, Little Drops Cause Large Movement

teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

この滝は、みんなの描いた水の粒によってできている。

紙に自由に絵を描く。すると、描いた絵が水の粒となり、目の前でその水の粒がたくさん流れ落ちて滝となる。やがて、他の人が描いた粒と混じって落ちてくる。流れ落ちてきた水の粒は《グラフィティネイチャー》の底の方へ地形に沿って流れ込んでいく。

粒は、1粒だとボールのように跳ね返えるが、たくさん集まると水のようにふるまう。粒は、バラバラにばらけるとまたボールのようにふるまう。

水の分子は、水分子1つでは液体にならない。水という液体になるためには、水分子がたくさん集まることが必要だ。
水分子は磁石のような働きを持っているため、水分子間がつながり、水分子の集合(水クラスター)が形成される。水クラスターは極めて寿命が短く、絶えず生まれたり壊れたりしていると考えられている。つまり、非常に動的な構造をしているのだ。そのため、水は様々な形に変化できる。

この世界の大半のモノや生物は、部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れる。