養老渓谷の巨大な地層の渓谷。
それは、数百万年という圧倒的な歳月をかけて、水の流れが地層を削り出し、地球の記憶を剥き出しにした、悠久の時間が刻んだ巨大な存在「Deep-time Sculpted Existence」である。その姿形と質感に、積み重なった膨大な時間が内在する。
この圧倒的な存在の中で、花々は誕生と死滅を繰り返し、永遠に移ろい続け、生命の時間が流れる。
悠久の時を内在する存在の一部になった時、積み重なった膨大な時間が、今と連続していることに気づく。
そして、二つの時間が連続する中を歩いていく時、長い時間の境界のない連続性の上に自分の存在があることを、身体ごと実感したのだ。