ITmediaビジネスONLINEに、掲載。2016年3月10日
先進企業のオフィスはここまで違う コミュニケーションが変わるオフィス空間とは?
ITmedia ビジネスオンライン編集部主催のイベント「強い企業はここが違う! 今こそオフィス改革&働き方変革」が2月19日に開催され、オフィス改革や働き方変革の分野で成果を上げている企業が講演を行った。(本文抜粋)
机の天板が分厚いメモ帳になっているつくえ。思いついたことは机に残す。そして切り取る。大きく描いたり小さくメモしたり大勢で描きあったり。メモは追加でどんどん補充できる。
[CONCEPT]
クリエイティビティをチームで産むために。
ホワイトボードは、情報社会以前の会議ツール。 情報社会以前、チームメンバーは同じスキルを持ち、同じ作業をしていました。チームの長はもっともそのスキルが高い人です。なので、会議では、長は、説明をわかりやすくするために、ホワイトボードを使いメンバーは、聞くというスタイル。 情報社会は、以前と比べ、相当複雑な社会。 解決すべき問題も、超複雑。 理想の会議のメンバーは、みんな違ったスペシャリティ。 例えば、webの開発といっても、ajaxとフラッシュとjavaとphpと.netとリナックスとオラクルのDBとフリーのDBとサーチの全部できるスペシャリティなんて、聞いたことがありません。でも、そのスペシャリティが集まって一番いい方法を考えないと、いいものは創れません。
違ったスペシャリティがフラットな関係で、フリーにディスカッションする。それも各々が手を動かして、書きながら、見せながら、そしてその途中に他の人が、クチを挟み、手も挟み、書き加えながら、考えていく。 情報社会以前の良い会社を作りたければ、壁全部ホワイトボードの「それっぽく見える」会議室にしましょう。 世の中にはうけますが、情報社会には行けません。情報社会の未来を築きたいならばめもですく。 机という機能を使う行為の中に、「手を動かして書きながら、見せながら、そして、その途中に他の人がクチを挟み、手も挟み、書き加えていく」というさらなる価値を、そしてその価値のためにめもですくを使う。