円相 無限相 / Enso / Mugenso
teamLab, 2016, Digital Work, Single channel, Endless
禅における書画のひとつ「円相」をモチーフにした円や無限大が、「空書」によって永遠に書かれ続けている。
「空書」とは、チームラボが設立以来取り組んでいる空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築している。今回は、円や無限大をメビウスの帯のように180度ひねって書いており、表と裏の区別がないものになっている。
禅において、円相は、古来は空中に杖などで円圏を描いて表されたりしてきた。そして、悟りや真理、宇宙全体、そして平等性を象徴的に表現したものとされる。 見る人の心を映し出す円でもあり、解釈は見る人に任せられる。
無限大記号の由来の一つの説でもある、古代の象徴の1つであるウロボロスは、ヘビもしくは竜1匹が輪になって自らを食む、もしくは2匹が輪になって相食む。完全性や永続性、循環性、始原性、無限性など多くの象徴的な意味を持つ。 世界を有限な世界として理解していると思われる人間にとって、無限というものを厳密に具体的に理解することは難しい。
この瞬間に、新たな書が描かれては消えていく。永遠と続いていくが、全体として以前の状態が複製されることなく、新たな書を書き続ける。今この瞬間は、二度と見ることができない。
「空書」とは、チームラボが設立以来取り組んでいる空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築している。今回は、円や無限大をメビウスの帯のように180度ひねって書いており、表と裏の区別がないものになっている。
禅において、円相は、古来は空中に杖などで円圏を描いて表されたりしてきた。そして、悟りや真理、宇宙全体、そして平等性を象徴的に表現したものとされる。 見る人の心を映し出す円でもあり、解釈は見る人に任せられる。
無限大記号の由来の一つの説でもある、古代の象徴の1つであるウロボロスは、ヘビもしくは竜1匹が輪になって自らを食む、もしくは2匹が輪になって相食む。完全性や永続性、循環性、始原性、無限性など多くの象徴的な意味を持つ。 世界を有限な世界として理解していると思われる人間にとって、無限というものを厳密に具体的に理解することは難しい。
この瞬間に、新たな書が描かれては消えていく。永遠と続いていくが、全体として以前の状態が複製されることなく、新たな書を書き続ける。今この瞬間は、二度と見ることができない。