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風の中の散逸する鳥の彫刻群 / Sculptures of Dissipative Birds in the Wind

teamLab, 2022, Interactive Digital Installation, Raised earth, Birds, Wind, Flora, H7300 mm W11550 mm (left), H7610 mm W111820 mm (center), H7670 mm W12300 mm (right), Sound: Hideaki Takahashi

風の中の散逸する鳥の彫刻群 / Sculptures of Dissipative Birds in the Wind

teamLab, 2022, Interactive Digital Installation, Raised earth, Birds, Wind, Flora, H7300 mm W11550 mm (left), H7610 mm W111820 mm (center), H7670 mm W12300 mm (right), Sound: Hideaki Takahashi

生命の存在の輪郭は、肉体の境界面ではなく、それらと連続する環境も含めた、曖昧なものである。

この作品は、実際に周辺を飛ぶ鳥が、周辺の環境に連続的に与えるエネルギーを描き続ける、巨大な彫刻群。

鳥が飛ぶと、そのエネルギーは、空気などの環境を動かしていく。
吹いている風の中に、今この瞬間に飛んでいる鳥、そして、今日の日の出から日の入りまでの間に飛んだ鳥の記憶が重なりあいながら、今この瞬間の風が与えるエネルギーの中で、鳥が散逸していくエネルギーを描いている。

彫刻群の周りに鳥が飛ばなければ、この彫刻群は真っ暗で闇に溶け込み、存在しないに等しい。彫刻群のある池の島には、元々木々は一切生えていなかったが、鳥にとって良い環境にするため、彫刻群と共に、鳥が食べる虫が集まる草木などを植えている。彫刻群の周辺に植えられたこれらの草木に鳥が集まることにより、この彫刻群は成り立っている。しかし、鳥は、そして虫も、池の島の草木で存在しているわけではなく、広大な植物園の森と池の生態系によって存在する。この彫刻群の存在の輪郭もまた、物質的な彫刻の境界面ではなく、周辺の環境に対して連続的で曖昧である。