生命は生命の力で生きている II / Life Survives by the Power of Life II

teamLab, 2020, Digital Work, 60 min (loop), Source Calligraphy: Sisyu

生命は生命の力で生きている II / Life Survives by the Power of Life II

teamLab, 2020, Digital Work, 60 min (loop), Source Calligraphy: Sisyu

自分と環境は、不二、つまり、二つに見えるが実際は一つであり、切り離せない。分断の反対とは、統合ではなく、二つに見えるものも実際は一つであることに気が付くことかもしれない。
自然の恵みも脅威も、そして文明の恵みも脅威も、連続的でつながっている。どこかに絶対的な悪意があるわけでもなければ、かといって綺麗ごとでもすまされない。わかりやすい解などないし、感情すら整理できないかもしれない。それでも、あらゆる状況においても“生きる”それを全部肯定したい。生命はうつくしい。

生命や生きることを意味する漢字「生」を「空書」で立体的に書いている。「空書」とは、チームラボが設立以来書き続けている空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築し、チームラボの「超主観空間」によって2次元化している。書は平面と立体との間を行き来する。

レンズや遠近法で切り取った作品空間は、ディスプレイ面の向う側に、作品空間が出現する。つまり、ディスプレイ面が境界となり、鑑賞者が存在する空間と作品空間は、分断してしまう。しかし、「超主観空間」の特徴の1つであるが、「超主観空間」で切り取ったこの作品空間は、ディスプレイ面が境界とならない。この作品空間は、ディスプレイ面を超えて、鑑賞者が存在する空間まで立体的に存在しているかのように認知される。作品空間は、鑑賞者の肉体がある空間と連続する。

【チームラボとボルボによるアート空間】
展示時間:11:00 - 22:30
* 「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」の開催時間よりも前に鑑賞するには、らかんの湯 日帰り入浴、または EN TEA HOUSE - 応灯楼 のご利用が必要です。
* 本アート空間は、8月23日 (月) - 27日 (金) の期間はご覧いただけません。

チームラボの新しい作品《生命は生命の力で生きている II》と、壁を突き破るVOLVO XC40の車体から成る一つのアート空間。この空間は、高度成長期につくられたものが、わずかに時代が変わったことで使われなくなった、まるで時間が止まったような時空だった。御船山楽園は、長い時間の中で形作られた巨石や洞窟、森、そして時代ごとに人々がそこに意味を見出し、それが千年以上積み重ねられてきた場所。長きにわたり続いてきた自然と人との営みが、庭園と森の境界が曖昧な、この居心地の良く美しい文化的遺産を生んでいるのだ。その連続性を分断していた壁をボルボが突き破ることで、世界と時間との連続性に再びつながり、様々な時空が交差し重なり合う空間が創りだされる。