世界は暗闇から始まるが、それでもやさしくうつくしい / Born From the Darkness a Loving, and Beautiful World

Sisyu + teamLab, 2018 Interactive Digital Installation, Endless, Calligraphy: Sisyu, Sound: Hideaki Takahashi

世界は暗闇から始まるが、それでもやさしくうつくしい / Born From the Darkness a Loving, and Beautiful World

Sisyu + teamLab, 2018 Interactive Digital Installation, Endless, Calligraphy: Sisyu, Sound: Hideaki Takahashi

人々が文字に近づくと、その文字がもつ世界が表れ、世界を創っていく。そして、世界の中で互いに影響し合う。

また、他の作品の影響も受ける。例えば、カラスが飛ぶことによって、文字から文字がもつ世界が表れる。また、「蝶」の文字から出現した蝶は、この作品世界を超えて、他の作品の中へ自由に飛びわまっていく。蝶はこの作品世界を超えた後は、人々が触ると死んでしまう。

投影された世界の裏側には、360度広がる空間があり、文字から生まれたものたちは、空間上のそれぞれの位置や、それぞれが持つ知能や関係性、物理的な影響などによって、互いに影響を受け合いながら、空間上でリアルタイムに計算され、複雑かつ自然な世界をつくっていく。例えば、風が吹けば、風の物理的な影響を受け、蝶は火が嫌いで離れるが、花は好きで近づいていく。自然の景色に同じ瞬間がないように、同じ瞬間は二度となく、常に初めて見る景色を創り出す。

漢字が亀の甲羅や牛や鹿の骨、青銅器に刻まれていたころ、漢字の一文字は、ひとつの世界を持っていた。漢字を通して人々が呼び出した世界は、連続し、互いに相互作用を与えながら、世界は創られていく。