Digitized Nature

2002

自然が自然のままアートになる

周辺を知覚することやネットワークといったデジタルテクノロジーも、光や音なども、非物質なマテリアルである。そのような非物質なマテリアル、つまりデジタルテクノロジーは、自然を破壊することなく、生きたまま自然をアートにすることができる。

自然そのものが自然のままアートになる。

そして、自然そのものの形やテクスチャ、そして自然が生きていることによる変化は、人間の理解を超えた多くの理を持つ圧倒的な情報量である。それらを内包することによって、作品は、人間だけでは創れなかった新たな認知を、人々に与える可能性があると考えている。