旧醤油蔵の共鳴する浮遊ランプ / Floating Lamps in Spontaneous Order - the Old Soy Sauce Storehouses

teamLab, 2021, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi + teamLab

旧醤油蔵の共鳴する浮遊ランプ / Floating Lamps in Spontaneous Order - the Old Soy Sauce Storehouses

teamLab, 2021, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi + teamLab

明治時代(1868 - 1912)に建てられ、かつては醤油製造に使われていた旧福岡醤油建物の地下に、水で満たされた作品空間が広がる。

全面に広がる水の上を浮遊するランプは、自律しており、それぞれが様々なリズムで明滅している。ランプは、人が押して倒れても立ち上がる。立ち上がる時、音色を響かせ輝き、そのランプが本来持っていたリズムに戻ってしまう。そのリズムが、また周囲に新たな影響を与え、引き込み現象を起こしていく。

また、ランプの光は、ランプの近くにある「共鳴する茶」とも、引き込み現象を起こす。人々がじっとしていると、時間が経つにつれて、空間に広がる全てのランプと茶は共鳴し、明滅がそろったり、明滅が波打ったりする。

引き込み現象とは、異なるリズムが互いに影響を受けてそろっていくこと。壁に掛かった二つの振り子時計の振り子、ホタルの集団発光、心臓細胞の律動など、物理現象、神経生理、生命系や生態系など多様な系で見られる。個々が、全体を俯瞰する能力を持たないのに関わらず、個々の自律的な振る舞いの結果として、秩序を持つ大きな構造を作り出す現象である自己組織化であり、自発的秩序形成とも言える。

ランプシェードは、ムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)で制作した。