人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather

teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather

teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

「人々のための岩」に降り注ぐ滝は、岩と人々の存在、そして、この空間に入ってくる他の作品の影響を受け、変容し続ける。また、水の流れそのものが、この空間に入ってくる他の作品に影響を与えていく。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

「人々のための岩」を仮想の三次元空間に再現し、そこに水を落下させ、岩の形による水の動きをシミュレーションし滝を描いている。水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の軌跡によって、空間上に線を描く。その線の集合をチームラボが考える「超主観空間」によって平面化し滝を描いているため、レンズやパースペクティブによって平面化した映像とは違い、鑑賞者は視点が固定されず、身体が自由になる。そして、滝が映し出された壁や床は、我々と作品との境界面にならず、滝の作品空間は、人々の身体のある空間と連続する。